方向違いの育毛手当で悪化させないで

間違いだらけの育毛手当 よく考えてみよう

「いいシャンプー」ってどんなシャンプー?

「育毛にいいシャンプー」という選び方をしていると失敗します。
何のためにシャンプーを使うのかという基本を考えてみてください。

植物性だから毛が回復する、保存剤が入らないシャンプーだから毛が回復する、インディアンが使っていたシャンプーなら育毛にいい、 石けんシャンプーだから毛が生えてくるなどのフレーズはいずれも「シャンプーを売るための宣伝」にすぎません。

頭皮や毛穴の育毛環境をどのようによくするかが問題なのです。 なので、頭皮の状態や進行度、体質にそったシャンプーを選びと洗い方をすることがいちばん重要。 商品の効果で育毛を成功させるのは無理なのです。

商品の効果ではなく、手当法でよくしていくのです。
シャンプーは大切ですが、手当の中の1つにすぎません。

カウンセリング

頭皮の状態が違うのに、自然シャンプーで洗って育毛剤を付ければよくなっていくと期待している人は多い。

頭皮の状態により、シャンプーの方法も違います。また、育毛剤を使わないほうが良いケース、使い方や量をきちんとしないと改善しにくいなど、 体質や頭皮の状態によりアドバイスするのが育毛カウンセラーの役目なのです。

低温頭皮
頭頂部に低温部位

のぼせ頭皮
のぼせタイプ

冷え頭皮
冷えタイプ


こじつけの育毛理論にだまされないで

亜鉛やノコギリヤシなど多数の育毛に使うサプリメントが氾濫しています。
結論から言えば「これを飲めば毛が生えてくるサプリメント」などありません。

飲んでもムダとは言いませんが、それを飲んでいるから「やがてはよくなる」と期待して手当をおろそかにすると失敗します。

たとえば「亜鉛」がよく飲まれていますが、亜鉛が薄毛・細毛に直接効果があるということはありません。ノコギリヤシなども同じです。

いちばんひどいのは「皮脂を取れば毛が生える」ような錯覚を持たせて、皮脂を取るシャンプーや頭皮クレンジング、 サプリメントがひろく販売されていて、それが手当にも組み入れられていることです。

表面の皮脂は取れても、毛穴の中の皮脂を取るのは無理があります。
なので皮脂を取っても薄毛・細毛は改善されません。
無理に皮脂を取れば皮脂腺は肥大して皮脂の分泌量が多くなります。


カラーに注意

剥離した毛

右の写真は、毛穴の内部の毛根部位まで染まっています。

カラー時に痛みや違和感はありませんか?
抜け毛が多くなりませんか?かぶれた経験はありませんか?
かゆくなったりしませんか? 頭皮が赤くなっていませんか?

つまりカラーの薬剤が毛穴の内部まで浸透し、毛を造る細胞にダメージを与えているため、上記のような症状が出てくるのです。

薄毛・細毛で頭皮が弱っている、アレルギー体質でかぶれやすい人は「頭皮回復カラー」にしましょう。


発毛率の錯覚、ごまかし

発毛率86.3%とか91.4%などと聞けば「そんなに改善率が高いのか」と錯覚する人がたくさんいらっしゃいます。 しかし発毛率とは何のことかご存じですか?

まったく毛の生えていない頭皮に、毎日焼酎を付けてマッサージしていれば、うぶ毛は生えてきます。つまり「発毛」するわけです。

でもうぶ毛が長く太い毛に育つかといえば、育ちません。つまり「発毛率は100%」に近い。
でも100%と書くと「ウソ」と分かるので、100%に近い数字を書くのです。

わたしのところでは産毛が生えてきて喜んでいるかたに「これはホンモノではない、やがて抜ける」 「何回も抜けるがあきらめずに手当をして太く長い硬毛に育てましょう」と励ましています。

育毛とはうぶ毛を生やすことではありません。太く長い硬毛を育てることなのです。
だから「発毛率」にだまされてはいけません。


対症手当ではなく根本手当を

薄毛・細毛は最低でも6つ以上の原因が複雑に絡み合って発症し進行していきます。
体質や生活環境による個人差も大きい。
したがって薄毛・細毛を回復させるには、いくつもある原因を解消しないと治りません。

抜け毛が多いから必死になって抜け毛を止める、皮脂が多いから皮脂を取り除く手当をするなどは症状に対しての改善であって 薄毛・細毛を改善する手当ではありません。

何ごとも「原因」があって「結果」が生まれます。
つまり抜け毛とか皮脂が多いのは「結果」であって原因ではありません。

いま現れている症状(結果)の解消は、その「原因」を改善することを優先させないとよくなりません。 原因がなにかをつきとめ、根本的な原因改善の手当を続ければ、しだいによくなっていきます。


効果の高いものは高価

当たり前のことですが、効果の高い成分は高額で取引されています。
激安がネットで氾濫しているのは、成分の品質や起源に大きな差があるからです。
もちろん効果も大きく違います。

たとえばコラーゲンは起源がブタ、魚、魚のウロコなどいろいろあります。
ゼラチンに近いものから、きちんとらせん状のものまで品質的にも大きく違います。
また、価格も30倍ほども差があるのです。

植物にしても産地、採集時期(年数)、使用する部位により効き目は大きく違います。
なので品名だけでごまかされてはいけません。高い成分が安く手に入るはずがありません。


そんなに早くよくなるはずがない

髪はどんなに手当をしても年に13cm、1ヶ月に約1cmしか成長しません。
老化による薄毛・細毛は1ヶ月に3~5mmしか成長しません。

それなのに手当を始めたら、すぐ老化した細胞が活性化して改善方向へ向かうと勘違いしている人が実に多い。 こうした人は今の手当をすぐあきらめてしまい「もっといい手当がないか」と探す人なのです。

本当に薄毛・細毛を改善したいなら、4~6ヶ月はじっと辛抱して手当を続けること。
本人の目で見て「よくなった」と感じられるのは4ヶ月以後、遅い人は6ヶ月以後になります。
薄毛・細毛を改善した人は「しんぼう強い、あきらめない」人なのです。

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