カウンセリングに来た男性から怖い体験を聞きました。
これは他人事ではなく、育毛剤を使う人におこりうることなので、書いておきます。
ミノキシジルの育毛剤ですが、1%、3%、5%としだいに増量した育毛剤が販売され、15%の商品も販売されています。
経皮毒だけでなく界面活性剤、他の薬剤の相乗的な作用、それに体質的な要因も加わって予測されない副作用が報告されています。
これは「量が多ければ効き目もいいのではないか」といったシロウト考えの商品といえます。 まず、量に比例して効くことはありません。 さらに「効果」には「副作用」があることを無視している商品といえます。
その男性から次のような副作用があると聞かされ、商品を中止した今もその副作用に悩まされているといいます。
めまい、動悸、吐き気、頭皮の異常、構造式が類似した成分でおなじことがおこる
また、他の人からミノキシジル育毛剤により「脳出血、眼底出血」などがおこった例も多数報告されています。 このことが個人輸入やネットで販売されている育毛剤についての危険性を訴えています。この後遺症はいつ元に戻るかわかりません。
ネットに処方が公開されている育毛剤があります。 それにはとっくの昔に日本では経皮毒で使われなくなった成分が大量に配合されています。(ミノキシジル15%よりもずっと多い)
これに薬液を浸透させる成分が加わり、処方的に経皮毒が頭皮の内部まで浸透するような処方構成になっています。
消費者は「ミノキシジルなど有効成分」の効果にばかり注目されますが、処方構成もみなければ安心とは言えません。
そして怖いのは後遺症。
いったん感作されたら、細胞の記憶伝達により、それと類似した構造式の成分に反応することが多い。 さらに後遺症はいつ正常に戻るかわかりませんし、突然出る可能性もあります。
すでに自主回収しているメーカーもありますが、まだ販売しているところも多く、こうした商品はこれからも被害者は出るはずです。
例として、ある成分を抽出して原料として発売するときBG溶解、エタノール溶解、などがあり、処方によりどちらかを使うことが多い。
またその原料を保存するために、各種の保存剤が原料時点で配合されていることが多い。
だから商品でかぶれたり、後遺症がある場合は、使っていた商品の内容と本人からの聞き取りで、まったく違う処方の育毛剤が必要になります。
このケースでは、本人と話し合い、サンプルキットを渡して「使える成分」を調べながら手当を組み立てていく必要があります。
当社は製造ラボを持っているので、こうしたアレンジが可能ですが、こうした特異性の人は多いはずです。
処方の変更は皮膚医学に準拠したデータを必要とします。
そうした人が大手の病院などで精密検査をしてもらいますが、ほとんど異常は見られないといわれます。
さらに厳密な検査のため1週間ほどの入院をすすめられます。
つまり後遺症の発作が出たときに調べないとわからないということです。
しかし、当方が調べたら「頭皮がやせている、毛穴の異常、頭皮の色が変化」など気・血・水のバランスが乱れているのが推測できます。
つまり「育毛手当」ではなく、まず後遺症を回復させる手当、やせた頭皮や毛穴を正常に戻す「頭皮回復」の手当から始めることになるのです。
こうした商品だけでなく、過剰な手当による後遺症も多く見られ(とくに育毛サロンの体験者)、手当てをしても効かないと訴える人が増えています。
病院では数値で判断しますが、数値には出ない副作用や歪みは何年も後に現れるケースもあり、 数値に出ないからとか異常が無いからセーフと考えない方がいい。
治したいなら「カウンセラーと一緒になって」、今までの手当、使った商品、違和感などを分析して一からやり直す、
手当を組み立て直すひつようがあります。
まず、経験豊かなカウンセラーを見つけることです。