分かりやすくいえば「シャンプーなどが皮下に入りやすい体質」とか「血液を末端まで循環させるのがヘタな体質」 「皮脂やタンパク質が早く酸化してしまう体質」「ストレスを強く受けやすい体質」「血管が収縮しやすい体質」などいろいろあります。
本人がどの体質かを見分けるカウンセラーが必要なのです。
たとえば平均的な人と「血管が収縮しやすい体質」の人では、同じ症状で同じ状態でも育毛剤の効果は大きく違ってきます。
つまり「効きにくい体質」と「効きやすい体質」があるということです。
効きにくい体質の人の手当はどのようにするかがカウンセラーの腕の差なのです。
資料などに書かれている使い方や効果は「平均的」なことが書いてあり、体質的なことは詳しくは書かれていません。
でもその見分け方がいちばんたいせつで、「じぶんに適した手当、使い方」をしなければ改善にも差が出てきます。
「特異性」をわかりやすくいえば「何かの成分に弱い」とか「何かの成分や手当に特別の反応を示す」体質ということです。
たとえばある種のタンパクやアミノ酸に過敏に反応する人は多く、かぶれをおこしたりします。
怖いのは「炎症のように表にはっきり現れる反応」ではなく、むくみや浸潤といった状態が続くことです。
これはかぶれの前段階でもあり、この反応を見逃して使い続けたりすると次第に弱ってきます。
専門家でも見逃してしまうことが多く、やはり一人の担当者が続けて施術をしてこそわかる反応も多い。
ある成分が入ってきてかぶれたとします。それを細胞は記憶して、次に同じ成分が入ってきたとき、 すばやく対抗措置がとれるような仕組みになっています。
アレルギーの最初に抗原が入り、その抗体ができ、次にそれにが侵入した来たとき過敏に反応するといったアレルギー反応はよく知られています。
しかし蓄積性とか遅延性の反応は見逃しがちになるため、症状を進行させてしまうことになるのです。
人間の脳は「役に立つ成分」とか「高価な成分」という分類をしますが、細胞にとっては「自己」か「他」の2にしか分類しません。
なので、その「異物」である薬効成分でもうまく使わないと、異物を排除しようとする働きが動き出します。
いったん細胞に記憶されると、その記憶は長い年数覚えていて反応します。
なので、過激な手当はしない方がいい。