毛穴に残留
カラーの薬液を塗布して15~30分も放置するカラー施術では、どうしても毛穴の内部に薬液が浸透してしまいます。
髪や頭皮の表面に付着した薬液はシャンプーすることで洗い取られるので、それほど問題はありません。 キューティクルの表面に残った薬液も後処理リンスによりほとんどは残留しません。
しかしシャンプーや後処理リンスなどで処理した後にも、毛穴の内部やキューティクルの間に残っている薬液が育毛環境を大きく悪化させています。
とくに毛穴の内部に残留した薬液はシャンプーしても取れにくく、2~4週間たってもまだ残留して育毛環境を悪化させているケースが多々見られます。
毛穴に残留
「カラーすると髪が傷む、パサパサになる」
このような不満をよく聞きます。
さらにカラーによって髪だけでなく頭皮や毛を包んでいる内根鞘皮まで、ダメージを受けて角化します。
カラーした後、頭皮が赤い、炎症やうっ血状態になる、かゆみがある、フケがでる、抜け毛が多いなどを訴える人がたくさんいらっしゃいます。
とくに抜け毛に関しては「毛を包んでいる内根鞘皮が薬液により角化して抜けやすくなる」ために起こります。 これをきっかけに薄毛・細毛が進行するケースが多いのです。
これらは防御機能が弱いアレルギー体質に強く表れます。
なので、きちんと防御してカラーするRSTカラーシステムをおすすめします。
頭皮洗浄
「シャンプーで洗ったほうが汚れはよく落ちる」と誰でも考えますが、実は毛髪活性水で頭皮を洗浄したほうが除去率は高いのです。
薬液の除去だけでなくシャンプーなどの残留物や老廃物の除去も、毛髪活性水のほうがすぐれています。
実はシャンプーで皮脂や汚れを落とすより、毛髪活性水でゆっくりと皮脂や汚れを落とすほうが副作用がなく、頭皮や毛穴の育毛環境を護りやすいのです。
シャンプーで洗った髪は「へんな堅さ」が残りますが、毛髪活性水で処理した髪は柔軟性が高くしなやかでしっとりした状態になります。
またクシ通りもよく、続けることで髪質はよくなっていきます。
皮膚の構造
細胞は炎症などの経験等を次の細胞に記憶伝達しており、おなじ刺激が侵入して来たとき、すばやく対応し防御します。それがかぶれです。
だから界面活性剤などの刺激に対しても細胞は記憶して角質を変化させ防御しています。
これを証明している情報があります。
高級なカツラは人毛でつくられており、40年も前から日本人の毛髪は、すでにカツラとしては使えないくらい髪質が悪くなっておりました。
なので中国などから人毛を輸入していたのです。
しかし最近は、中国もシャンプーを使い始めたため髪質が悪くなり、カツラには適さなくなっています。
つまりシャンプーを使い始めた国の髪質は悪くなっていくのです。
硬いケラチン蛋白の毛髪が劣化するということは、生きている細胞にも多大なダメージを与えているということになります。
シャンプーを使い始めた日本人の毛髪は、40年前より15%も細くなっており、黒く太い直毛だった日本人の毛髪は、シャンプーを使うことで茶色がかった色になり、ウェーブがある人が多くなっています。
頭皮洗浄
カラーした後の頭皮や髪には薬剤が残留しアルカリに傾いています。アルカリ中和能の低い体質の人は「頭皮の荒れた状態が長く続く」ことになります。
それが薄毛・細毛のきっかけとなったり、薄毛・細毛の進行を早めることになるのです。
対処法として、まずぬるま湯のシャワーで髪と頭皮をよくすすいで、薬剤を流し去ることです。
頭皮が赤くなっている場合は、炎症やうっ血を改善するローション「ケアローションK」を塗布して回復させます。
弱った頭皮やキューティクルのことを考慮して、うるおいは残す良質のアミノ酸シャンプー「ケアシャンプー」の泡でていねいに洗うことが大切。
退色を早めるシャンプーがあるので注意。タンパク変性の高いシャンプーは使わないこと。
カラー後に髪が傷んでいる場合は「頭皮の育毛環境を悪化させない」エコトリートメントやアミノ酸のスタイリングトリートメントで回復させます。