カラー剤で血管、リンパ系にも異常が

カラー剤で血管、リンパ系にも異常が

カラー薬液のダメージは血液までおよぶ


出血している頭皮

毛根に栄養や酸素を補給している毛細血管の太さは「毛の太さの1/20」しかない細い細い血管なのです。

その細い細い血管が界面活性剤の影響で「血管壁が硬く」なります。さらに「むくんで血管から液が漏れる透過性」がよくなり、新鮮な血液が末端まで流れにくくなります。その結果、太く健康な毛を育てる機能が低下するため、毛根はやせてきます。

弱っている血管はアルサス型の血管炎をおこして血熱状態となるケースもあります。
やはり頭皮の育毛環境を悪化させているのです。

カラー薬剤の良否を問題にするより、現時点では「薬剤を浸透させない、頭皮を保護するカラー施術」 をマスターして施術をおこなうことがたいせつです。


老廃物の処理 リンパの流れに変化が


むくんでいる頭皮

顔と同じように「頭皮がむくんでいる薄毛・細毛」の人が増えています。

血液やリンパ系、体液の流れが滞り、老廃物の処理がうまくいかず免疫力まで下がっていくため、薄毛・細毛だけでなく、いろいろな症状が顔や体にも出てきます。

したがって薄毛・細毛だけでなく「顔の美肌」にも影響がおよび、ツヤのないむくみたるんだ顔(老け顔)になっていくのです。

栄養や酸素を運ぶ血管と老廃物を処理したり免疫を司るリンパ系の両方を整えなければ、美髪や美肌のアンチエイジングはありえません。


多血症による薄毛・細毛


血管がすけて見える頭皮

よく「ドロドロ血とかベトベト血」と表現され、末端の毛細血管で血液が流れにくくなっている写真を見せられます。

このような症状は「多血症」に多く、赤血球が多くなり、流れにくくなり、末端の頭皮に古血がたまりやすい状態になっていることがあります。

血管壁の弾力が低下し硬くなり、毛根を包む血管に血が流れにくくなっているのです。

このような状態では血が熱を持ち「ほてり」が生じて、頭皮に古血が滞り、うっ血状態となることで頭皮の育毛環境は低下します。


頭皮が赤っぽいと薄毛・細毛になる可能性が高い


頭皮が赤い

当研究所では、頭皮洗浄をおこない、頭皮の状態を施術前と比較しています。

赤っぽかった頭皮が洗浄することで「白くなる」とうっ血状態、それほど赤みが引かない場合は「炎症」の割合が多いと区別しています。

もちろんうっ血と炎症は混在しており、どちらが多いかの問題となります。どちらも薄毛・細毛が進行するので、頭皮の育毛環境をよくするには「うっ血や炎症のある頭皮」を回復させる手当から始めないと、「育毛剤が効かない」ということになります。

カラーの後、しばらくはうっ血・炎症状態が続き、自然治癒がおこなわれますが、アレルギー体質や薄毛・細毛が進行している人は、慢性的にうっ血・炎症状態になっていることがよくあります。


カウンセリングの必要性


カウンセリングの写真

薄毛の原因は最低でも6つ以上が複雑に絡み合って発症し進行しています。そして体質により改善の方法や商品の使い方が違ってきます。

だから「薄毛・細毛」の状態や進行度を詳しくチェックし、相談者の生活背景までQ&Aをおこない、原因をリストアップすることが薄毛・細毛の改善につながるのです。

どんな育毛でも「これさえ使えばよくなる」といった魔法のような育毛剤なんてありません。
魔法のように効く育毛成分なんてないのです。

当研究所では、カラーする前に頭皮の状態を詳しくチェックして、症状や体質にあったカラー施術をおこなっています。


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